②チャイコフスキー作曲 交響曲 第6番 ロ短調 作品74⦅悲愴⦆
この曲はチャイコフスキーが作曲した6番目の交響曲で、
彼が完成させた最後の交響曲でもあります。
作曲者自身の指揮で初演された日のわずか9日後に急死ししてしまったため、
チャイコフスキー最後の大作としても知られ、
19世紀後半の代表的な交響曲としても高く評価されています。
交響曲の標準的な構成というのはだいたい決まっています。
4楽章構成で、速くてドラマティックな第1楽章、
テンポが遅くて歌うような第2楽章、
3拍子の第3楽章、そして速いフィナーレの第4楽章と続きます。
第2楽章と第3楽章が入れ替わったり、第3楽章が省略されるなど、
多少の変化はありますがたいていはこの形式にあてはまります。
しかし、⦅悲愴⦆は交響曲としては例外ばかりの作品となっています。
第2楽章が5拍子という特殊な拍子のワルツ、
第3楽章が勇ましい行進曲、
そしてフィナーレはテンポがずっと遅く、悲しい雰囲気で終わります。
交響曲の第4楽章といえば快活に終わるのが定番ですが、
この楽章は息が絶えてしまうかのように暗く静かに終わります。
人間の持つ「悲しみ」の情感を盛り込んだ魅力的な作品となっています。
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