②山本浩一郎トロンボーン曲集

山本浩一郎さんは日本を代表するトロンボニストです。
シアトル交響楽団やサイトウ・キネン・オーケストラの首席奏者として活躍しており、指揮者の小澤征爾さんからの信頼も厚かったと言われています。
山本さんのサウンドは、ニューヨーク・フィル首席奏者のジョセフ・アレッシゆずりのアメリカン・サウンドで、日本人離れしたダイナミックさがあります。
このCDの録音は2007年、山本さんが36歳の時のものです。

1曲目に収録されているアンリ・トマジの作品はトロンボーン奏者にとって非常に重要な楽曲です。
トマジはフランスの作曲家・指揮者であり、管楽器の協奏曲を多く残しています。
彼の創作の源は地中海にあったと言われており、「地中海の光、色は私にとって大きな喜びである。」と語っていたそうです。

トロンボーンのソロならではの美しく豊かな音色をお楽しみください。