③ストラヴィンスキー バレエ曲集
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971)は、
バレエ音楽を通じて20世紀の音楽を革新した作曲家です。
彼の代表的なバレエ作品には、《火の鳥》(1910)、《ペトルーシュカ》(1911)、
《春の祭典》(1913)の「三大バレエ」があり、
それぞれが独自の音楽的・舞踊的アプローチを持っています。
《火の鳥》は、ロシア民話をもとにした色彩豊かな音楽で、
豪華なオーケストレーションと幻想的な響きが特徴。
ストラヴィンスキーの出世作となり、ロシア・バレエ団の主宰ディアギレフの注目を集めました。
《ペトルーシュカ》では、ピアノをオーケストラに組み込み、
民俗的な旋律とリズムの多彩な変化を取り入れました。
からくり人形が命を得て踊るというユニークな物語と相まって、前衛的な響きが際立っています。
《春の祭典》は、原始的なリズムと不協和音が支配する衝撃的な作品。
初演時には観客が騒然となり、「スキャンダル」として語り継がれました。
しかし、その革新的なリズムと構成は後の音楽に多大な影響を与え、
今や20世紀の最重要作品の一つとされています。
彼のバレエ音楽は、単なる舞踊の伴奏ではなく、
音楽そのものがドラマを生み出す独立した芸術として、
現在も多くの指揮者・ダンサーに愛されています。
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